ひとり言

【心ふるえたこと】

地蔵教室では、年末最後のお教室で、「今年一番心ふるえたこと」をみんなで発表しています。そこで、みなさんの、心ふるえるお話をいくつも聴くことができます。

そして私自身も、一年を振り返り、大切な宝物を心に刻むことができています。

昨年末にも「心ふるえたこと」1を自分の中で決めました。

それは、秋に母を連れていった福島の磐梯熱海温泉旅行。

伯母(母の姉)の92歳のお誕生日に。

(伯母と母の故郷は福島県で、伯母は福島に住んでいるので)

私と妹で母を連れて。従兄弟が伯母を連れて。

母は伯母に「会わなくていい。運転大変だし」など、いつものごとくグダグダ言っていました。

それでも、私たちは、言い聞かせて、ほぼ無理やり連れて行きました。

高齢の伯母と母、これから先、いつ会えるかわからないし。私だって、年齢重ねていつまで車を運転して連れていけるかわからないから。

4,5年ぶりの再会。母も伯母も耳もすっかり遠くなり、私たち娘の言うことも、息子(従兄弟)の言うこともほとんど聞こえません。

なのに、なのに、母と伯母、お互いの声は聞こえてるらしい

ふたりで、いつまでもいつまでも楽しそうにおしゃべりしている姿を見て、私の心はふるえました

あんなに楽しそうな母の顔は見たことありません。

今年は、どんな心ふるわせることに出会えるかしら?

稲垣 真美

他愛ない願望

今やってみたいこと

天気が良かったら

早起きをして朝日を見に行こう

6時ころに家を出れば朝明けの空の下で

胸いっぱいのオゾンを吸い込むことが出来る

朝一番の鳥たちに言葉をかけながら

朝焼けの山々を見てこよう

日光の男体山

つくばの峰

そして霊峰富士

それらが全部見られる場所へ行き

胸いっぱいに空気を吸い今日の活力をもらおう

なんと他愛のない願望だろう

佐藤 美代子

【3D 「でも、だって、どうせ」】

「でも」「だって」「どうせ」

口癖になっていませんか?

「でも」「だって」 若い頃の私の口癖でした。友人に指摘されて気付きました。

「どうせ」 声には出さなくても、心の中ではいつも思っていました。

「でも、そんなこと言ったら嫌われるかも」

「でも、そんなことしたら変な人と思われるかも」

「でも、家族が許してくれない」・・・

「だって、時間がない」

「だって、お金がない」

「だって、知り合いがいない」・・・

できない理由、やらない理由、言い訳を一生懸命考えだします。

そして

「どうせ私にはできっこない」

「どうせ振られるに決まってる」

もう考えるのもやめて、はじめからあきらめてしまいます。

そもそも人間は変化を嫌います。今の状態にいたほうが、安心に感じるのです。

でも、やりたいと思ってるし、やった方がいいとわかっているのです。

だから「できない理由なんて考えなくていいから、できる方法を考えましょう!」

なんて言われたってですよね。

なので、「できない理由を考えて、どうやったらできるかを考える!」

できない理由をひとつひとつ、

「それは、ほんとうにできない理由?言い訳ではない?」と自問して

「では、どうしたらそのできない理由をなくせるか?」考えます。

できない理由がなくなれば、できますね!

なくせないできない理由があったら、それがありながら、できる方法を考えます。

私は指摘していただいて、よかったです。

それからは「でも、だって、どうせ」を言いたくなったら、言い訳では?と疑ってます。

稲垣 真美

檜になりたかったあなたへ

「私はアスナロ がんばっても頑張っても檜になれなかった」

と嘆くあなたへ

たしかに檜は高級木材だけど

アスナロには檜に勝るとも劣らない用途があるって知っていますか

淡い黄色あるいは機褐色の柔らかで緻密で耐久性のある材質は建材、器具、家具、船舶など幅広く活用されています。有名な中尊寺の金色堂もアスナロ(ヒバ)材で造られています。身近ではアロマテラピーのオイル(ヒノキチオール)などとても役立っているのです

 

 檜なりたかぅたというあなた

今まで檜を目標に頑張ってきたのですね

アスナロの強みを持ってここまでで来たのですもの

その資質を生かしてみませんか

 

檜のように限定された使われ方をされるのも一つの生き方ですが

自分を信じて融通無碍に道を求めることも【あり】です

今までの努力や頑張りがあなたの底力となって生きてくると思います

アスナロは優良材だということを誇りに思っていいのですよ

佐藤美代子

「悩む」こと、「考える」こと

悩む=「答えがでない」という前提のもとに考えるふりをすること
考える=「答えが出る」という前提のもと、建設的に考えを組み立てること

「イシューからはじめよ」
いわゆるビジネス書の部類ですが。こんなことが書いてありました。

グサッ!私自身、悩むことも多く頭の中でグルグルしているだけで、前に進めないことも多いので。
カウンセリングにいらっしゃる方々も悩んで相談にきます。それを、「考えるふりをしている」だなんて。
もちろん悩んでいる本人は、そんなつもりもなく、悩みとその感情でいっぱいいっぱいで、ここでいう「考える」ということが、できなくなっているのだけど。

でもこれは、カウンセリングにもあてはまるなあと思いました。
悩んでる人といっしょに「悩む」のではなく、悩んでいる人といっしょに「考える」。

ひとりだとただただ悩んでしまいがちだけど、いっしょに「考える」。
悩んでいる人の心が少しでも楽になるために。前を向いて、踏み出せるために。
それが、カウンセラーの役目だと。

ちなみに、「イシュー」とはテーマとなる問、課題。
これをカウンセリングに当てはめると、「どうしてそのように思うのだろう?」「どうしてそういう気持ちになるのだろう?」という問でしょうか。

など、カウンセラーとしても、「悩む」こと、「考えること」をあらためて、考えました。

 

*参照 「イシューからはじめよ 知的生産のシンプルな本質」 安宅 和人/著

稲垣 真美

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