気がつけば初夏の風
コロナで始まった令和3年
春風に別れを告げ
薫風に追われた桜はどこに行ったのか
愛でる間もなくオホーツクの彼方へ……
時は初夏 垣根の間から華やかなバラが顔をのぞかせる
暗いニュースばかりが目立っている
晴れの日も雨の日も……嵐の日だってあるけれど
黙っていても時は流れている
動きが取れない時だからこそ
日々の生活を乱すことなく過ごすよう心がけよう
やがて街に活気が戻り人々に笑顔が戻るとき
「無為な時を過ごした」と悔やまぬように
今なすべきことをしておこう
佐藤 美代子