花の季節に
年々歳々花相似(年々歳々花相似たり)
歳々年々人不同(歳々年々人同じからず)
今年の春は桜の花が咲き始めたと思ったら
<ア>っという間に
フジもつつじもサツキさえも盛りを過ぎようとしている
冒頭に挙げた詩は唐代の詩人、劉希夷の「代非白頭翁」一節です
本来はとても深い意味がある詩ですが
わたしは単純に
時の移ろいに自然は変わりなくやってくるが
人の世は変わりやすい
明日を思い煩うことより
今を精一杯生き続けよう
それが自分の未来につながることになると・・・
風に揺れるフジの花を愛でながら
佐藤 美代子