いろいろな方のカウンセリングをさせていただく中で、
人生がうまくいかない人、
悩みを抱えてしまう人の共通点に気づきました。
ずばり、被害者意識の強い人です。
その人の「考え方や信念や前提や思い込み」が悩み、
問題を作ったり呼び寄せたりします。
その中でも特に、被害者意識の強い人ほど、
幸せを遠ざけているように見えます。
被害者意識とは、自分の悩み、苦しみの原因を
誰かのせい、何かのせいにすること。
親のせい、子供のせい、友達のせい、
夫のせい、妻のせい、会社のせい、上司のせい、
部下のせい、スタッフのせい、客のせい、
生まれのせい、境遇のせい、環境のせい、
社会のせい、学校のせい、お金のせい、
方角のせい・・
果ては、家(会社)に飾ってある絵画のせいや、
人の着ている服の色のせいにまで
する人も見てきました。
そういう被害者意識がある限り、
「誰々が◯◯してくれれば」「何々が△△にさえなれば」
「××さえ手に入れば」という考え方から自由になることはできません。
幸せは「誰それ」によってもたらされるものでも、
「何々」によってもたらされるものでもなく、
自分(の考え方や信念や前提)によってもたらされるものですから、
被害者意識を持たない(手放す)ようにしたいものです。
「私は被害者意識なんて持ってない」と皆さん思いますよね?
でも、ないようであるのがこの被害者意識です。
たまに自分自身を見つめ直したいものです。
佐藤 聡子