ひとり言

ドライブ

久しぶりに高速を走った
天気はまずまず,車両もほどほど

流れに乗って北へと進む
いつものことだが
インターを1つ2つ過ぎるまでは慣らし走行

調子よくスピードが出始めたら
進むほどに車が増え、渋滞

やがて霧に視界を遮られスピードダウン
霧は濃霧に変わり
トンネルをぬけると土砂降りの雨

目的地に近くなり一般道に下りると小雨
それでも、午後は晴れ間も見え
夕方には太陽を見ながら走った

このドライブはまるで人生のよう
平穏に暮らせる日も
つらい日も
一本の道でつながっている

私は悪天候の中 高速を下りようとは考えなかった
この道がいやならわき道だってある
パーキングで霧が晴れるのを待つという手もあった
選ぶのは私

人生も同じ
何かにつまずいたり悩んだりした時
ドライブに様々な手段があるように
人生にもたくさんの選択肢がある

回り道することもできるし 
休むこともできる
誰かと話しながらゆっくり歩く楽しさもある

選ぶのは私

佐藤 美代子

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