ひとり言

Nさんへ

「あなたの便りは私の想いと重なる言葉が多くて

   思わず泪ぐむことがある」

           そんなハガキをくれたNさん

 

こころの想いを言葉にする

なんども推敲し         (*1)読み返し 読み返して書く言葉

 

 Nさん 

きっと 今のあなたは

登山でいえば七合目か八合目あたり

頂上まではまだあるけれど

そこを過ぎればやがて下り坂

 

人生っていろんなことがあるものね

体調の悪さとつらさが重なると

  なかなか抜け出せない

そんな時は誰かの言葉が身に染みる

 

ゆっくりでいいよ

自分にできることを

今、あなたにできることをする

それでいいと思うよ

佐藤 美代子

チャンスがあるなら

チャンスがあるならチャレンジしてみよう

そして 精一杯努力してみよう

 

結果がついてこなかったら

  それは

努力が足りなかったのか

時期 尚早だったのか

何らかの理由があるはず

 

  それでも

努力した分だけ

自分の力になっているのだから

それをつぎに生かせるよう

今を 精一杯生きてみよう

佐藤 美代子 

妻へのラブレター

新年あけましておめでとう

昨年を無事に過ごせたのも   君のお陰と感謝しています

ところで・・・
君が、毎日のウォーキング以外、極力外出せず

人との関わりを避けるようになってから

随分と時が経ってしまいました

出身地の古い友達からの連絡も最近は途絶えがちなので

心配しています

 

その間わたしはサラリーマンを卒業し

読み聞かせの活動や園児の見守り隊に参加するなど

地元デビューを果たしてきました

本音を言えば   定年後に君と旅行をするのを楽しみに

サラリーマン人生を送ってきました

お互い60歳を過ぎ       残りの人生が少なくなってきました

体の動くうちに思い出づくりをしたいものです

今年の誕生日には

「日帰りで良いから温泉に行きたい」とか

「フランス料理を食べに行きたい」など  

我儘を言ってくれることを望んでいます

今年こそ一歩、踏み出してくれることを願っています             

牧田 英治

うえをむいて・・・

上を向いて

 

坂本九の歌に 

 

上を向いて歩こうというのがあるが

 

私も上を向いて歩くことをお勧めする

 

もちろん足元を確かめてからの話だが

 

人はつらい事、悲しい事、心ふさぐことがある時

 

うつむき加減で目線が自然に下を向く

 

そんな時ほど

 

空を見てごらん

 

青空がある

 

入道雲の湧き上がる力強さを見ることもできる

 

夜の空は

 

うだるような暑さの陰で

 

季節の移ろいを感じることもできる

 

 

つらい現実は変わらないかもしれないけれど

 

少しだけ前向きになれる

 

小さな声で口ずさみながら

 

♪上を向いてあるこう♪

佐藤 美代子

はなを

あなたの鉢植えは元気ですか

なんだかいつもと違う今年の気候

爽やかな初夏から夏日に代わる

そしてまた肌寒いほどの日

温度についていくのがつらい

それでも植物たちはけなげに生きている

葉を繁らせ

花を咲かせる

鉢植えの植物の元気がなくなると

多くの人は肥料を与え元気を回復させよう試みる

枯れてる植物に肥料を与えるのは

体力の落ちている人に強い薬を与えるのと同じこと

かえって弱らせてしまう

ここは水だけで様子を見よう

水不足ではないか

日当たりは良好か

根詰まりを起こしていないか

病気はないか

このおかしな天候と付き合う術を手に入れて

細心の注意を払いながら

小さな鉢植えの花を咲かせてみよう

佐藤美代子

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